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創立30周年記念講演会・祝賀会のご報告

新生児医療連絡会の発足は、1985年ですので、正確には2014年は30周年ではありません。しかし、役員のあいだでそろそろ30年という話題になった際に、発足時のメンバーであった故内藤先生の故郷松山で学会がある、ぜひそこで記念の会を開こうととんとん拍に話が進み、梶原先生のお計らいで祝賀会も開く事になりました。

第一部では、仁志田博司先生より裏話もまじえながらの発足の経緯と連絡会のこれからについての思いを、また藤村正哲先生からは、連絡会のニュースレターをもとに、発足から30年、連絡会が果たしてきた役割についてのご講演をいただきました。最後に、香川大学小児科教授に就任されたばかりの日下 隆教授より、これからの日本の新生児医療の進むべき方向についてのグローバルなテーマについてお話いただきました。

祝賀会は、学会場レストラン「オレンジ」に75 名の先生方にお集まりいただき、中村会長の司会で盛大におこなわれました。乾杯のご挨拶は多田 裕先生よりいただきました。多田先生は、連絡会設立当初のご様子、特に故内藤先生への思いを語られ、出席者一同深い感銘を受けました。続いて歴代の会長、のご挨拶をいただきました。楽しい会食はあっという間に過ぎ、最後に出席者全員で記念撮影を行いました。

新生児医療連絡会は、今から30年前から、新生児医療をとりまく厳しい環境を切り開き、行政と交渉し社会的地位を確立してきました。現在は、多くの先輩の先生方のご努力の結果として、一定の環境が整備されたわけですが、これを維持し、新たに起こってくる諸問題の解決に向けて、学会活動と連携し活動を続けていきたいと思います。なお、30周年記念誌を発行予定です。記念講演会の記録や、祝賀会でのご挨拶は、数珠つなぎエッセーに綴っていただきますのでどうぞお楽しみに。

文責 事務局長 和田和子